大学生の鬱な日々

料理をしばしば作ります。時に国際政治 野菜栽培 どうかお手柔らかに

「トランプ氏に申す!」環境政策 転換を!


 先月28日、29日に大阪でG20サミットが開催された。各国首脳により様々な議論が交わされ、気候変動に関する議題ではパリ協定の再確認とともに、2017年に当協定の脱退を発表したアメリカの意向を考慮したと報道された。私はトランプ氏がパリ協定離脱を見直すことは世界へだけでなく、国内にも好影響を与えると考える。イェール大学が2019年4月に発表した気候変動に関するアメリカ国内世論調査によると、アメリカでは気候変動への意識は年々高まっており、国内の半数以上は地球温暖化がより自分たちに近い問題へ変化している、という認識を示している。

更にはニューヨーク州カリフォルニア州をはじめ各州で温暖化対策への取り組みが見られ、

 そのように国際規模では無論、国内規模においても環境問題に世論が高まりを見せているのだ。従ってトランプ氏の環境政策への懐疑的見方が広がるのは必至だろう。

 来年の2020年にはアメリカ大統領選挙が行われる。アメリカの当協定への復帰宣言は環境問題に関する国際世論を頑丈なものにするだけでなく、大統領再選へも繋がる。トランプ大統領のパリ協定脱退見直しを願うとともに、日本やEUをはじめ各国に対し、アメリカへの働きかけを継続し、パリ協定が棚上げされている現状の打開を求める。